多少のご心配および揣摩憶測を生んでいる
令ちゃんとボクの関係につきましては
大きく変わらず平穏な日常を重ねております。
飼い主たちがおしゃべりに興じる間
爪を並べて床タイルの目地を掘ったり
どちらかが水を飲み始めれば
すかさず鼻を入れるのもこれまでどおり。
物理的には邪魔でも4年間こうしてきたので
気になりません。
ただし何をするときも
令ちゃんは辺りに目を配るようになりました。
以前より少し頻度高く
大きな瞳が上目遣いで視線を飛ばします。
令ちゃんがオモチャに飛び付かなくなったのは
最近ちょっと忙しかったからでしょうか。
令ちゃんママは気のせいだよと笑いますけれど
毎日ボクたちは成長していて
まっすぐ令ちゃんだけ見て生きるボクより
微かに憂う令ちゃんは大人びて見えます。
まあボクより半年お姉さんですからね。
先に賢くなるのは当たり前なんですけどね。
落ち着かないことが多い世界でも
ボクのそばにいるときは安心してね。
あんまり当てにされても困るけど
ボクはここにいるからね。
ああ、春は眠いね。