新しい自然の不思議を学びました。
ボクが発見したジューンドロップ。
未熟者レモンです。
大きさはこのくらいですが
ちゃっかりレモン型を成し
青い果実にレモン色が差し始めています。
愛らしいですねえ。
そもそもこのレモンは3年ほど前に
果実栽培に無知な飼い主が得意げに買ってきた
小学校自由研究向けアゲハ蝶の餌でして
花屋さんにも結実はしないと言われた木です。
種類を替えようと勧める花屋さんを押し切り
葉を食いちぎる子犬たちから植木鉢で守り
初めて花が咲いたのは昨年。
初年度はたった一輪の花ですぐ落ちましたが
今年はたくさんの花が開き
次々に果実の赤ちゃんが現れたものだから
がんと期待度を上げていたんです。
それなのにですよ
すくすく育っていた実たちが
先日一斉に姿を消したからさあ大変。
数え切れないほど花をつけていた枝たちも
何もなかったかのように知らん顔です。
で、今朝ボクが見つけたのが
地面に落ちていた子どもたちでした。
若木が栄養をつくる力は限られていて
確実に元気な実を結ぶために
なんと木が自ら落としてしまうんだそうです。
それが6月に起きるからジューンドロップ。
リンゴなどでもよく知られています。
3個だけ残された実は豊かに栄養をもらって
こんなに大きくなっていました。
ただし収穫できるのは半年後くらいで
その前にもう一度選抜があるらしいです。
今年はファイナルに残れないかもしれません。
それでも来年には
もっと幹が太くなって
もっと花が咲いて
もっと実ができて
きっと1個くらい収穫できますよ。
えーと今日のところは
コレを食べちゃって良いでしょうか?