犬ぞりや北方救助で活躍するハスキーは
作業犬というユニークな肩書きをもち
オオカミに近い精悍な姿で他を圧倒します。
真ん中で銀色に輝くリーダーは
先代もお世話になったロイちゃん。
御歳16歳とハスキーにしては超高齢ですが
今なお現役で散歩する重鎮です。


ロイちゃんに隠れて歩くミラちゃんと
ひとまわり大きなレオくんは
昨年末に保護されてやってきました。
飼育放棄され3歳になる大型犬を迎えるには
飼い主さんもかなり悩んだと聞き
どんなヤツらが来るのか
心配しましたけれど
なんとまあ美しい柔らかなハスキーでしょう。
これまで散歩をしたことがなかった2頭は
引き取られて3ヶ月ほど
外に出ることすらできなかったそうです。
こんな身体つきで筋肉も爪も立派なのに
今も尻尾は下がったまま。
ねえ大丈夫だよ
ボクたちが守ってあげるから。
それでも飼い主さんたちの暖かい愛と努力は
すっかり伝わっているらしく
頭を撫でれば黙ってすりすりする姿が
失われた子犬時代を
取り戻そうとしているかのようで
人間たちも犬たちも
気持ち柔らかに見守る朝でした。