そもそも初めてのペットショップに行ったところから
始まります。
外出を自粛してきて新しい環境に不慣れなボクは
入り口で足がすくんで入れなくなってしまいました。
いろんな匂いと音がしてとっても怖かったです。



暑い日差しの下でも震え始めたので
抱っこしてもらって励ましの言葉に囲まれながら
どうにかお買い物は終えましたが
心臓の早打ちが止まりません。
ついては店を出たところで急に思いつき、
いったん区切りのウンxすることにしたんです。
ただしそこは横断歩道の真ん中だったため
飼い主が大いに慌ててしまい
リードがするっと外れる事態となりました。
なんと車だらけの大通りで
いつもと違う興奮状態のボクが
すっかり自由の身になっちゃったんです。
はい、力いっぱい走ったと思います。
誰か叫んでるようでしたけどよくわかりません。
タクシーとかトラックとかデート中の車とか
何台も止まってくれました。
歩道から知らないおじさんも一緒に
人間たちが何人も叫びながら追いかけてきて
こんな楽しい遊びは初めてでしょう。
ひと回りして飼い主のところへ戻ったら
みんなに何度も何度も頭下げてました。
障害物競争の応援御礼かなぁ。
よほど感激したのか
帰宅した飼い主は思い出して涙ぐんでるようでした。