白い犬

日々を暮らす

おーちゃんを舐めてかかる

ご近所のおーちゃんは

感情に振り回されるタイプではありません。

礼をわきまえぬジャックラッセルテリア

舐めたマネをするからといって

吠えたり騒いだりして同情を求めることもなく

気高い仁王立ちのまま

キイとにらんで対峙するだけです。

おーちゃんは超小型犬のチワワの中でも小柄で

全身がボクの頭の1.5倍くらいでしょうか。

ボクが地面に伏せて

ようやく一緒の写真に収まるサイズですけれど

徹底したポジティブシンキングと

何が起きても動じない大きな心は

ご近所で右に出るものがいない超大物です。

もうオオタニとかローキくらい

際立っています。

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本当はチワワなんかじゃなくて

22世紀からタイムマシンでやってきた

新開発ティーカップボクサーとか

進化系イヌ型ロボットとかではないかと

ボクは密かに疑っています。

上手に頼めば

タケコプター貸してくれないかな

と期待してるんですけど。

 

 

 

季節先取り

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ほぼ寒いです。

気温が急降下して

今週は衣替えが優先課題でしょう。

だからって、このボクに服を着せるなんて。

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しかもコレですよ。

つぶれたトマトですか?

ボクが破壊したクッションたちの霊ですか?

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さっきまでは令ちゃんが着ていたんです。

少なくともボクより服に慣れている令ちゃん

視線が遠くに飛びました。

柔らかなフェルトと細かい針仕事の

良品ですけどね。

そういう問題ではありません。


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どうやら迫り来るこの時期特有の

アレの準備らしいです。

特に服を必要としないボクたちなのに

アレの時期になると毎年この処遇を受けます。

今日は犬友のお下がり試着会。

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え、今なんて言いました?

「あら、あなた気がはやいわね」って

言いました?言いましたよね?

ボクやっぱり浮いてます?

いや、頼んだわけじゃありませんから。

その辺りきちんとわかってもらわないと。

 

 

 

 

 

 

 

出発のとき

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ねえ、そんなに拗ねてないで遊ぼうよ。

ボクこれから恵比寿に帰っちゃうんだ。

だから最後に走って遊ぼうよ。

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ああごめん、泣かないで。

また来るからね。

思い出してよ、

今回の滞在中には

初めてボクに触れられたじゃないか。

まさかのピンポンダッシュ式だったけど

キミも進歩してると思うよ。

次回は追いかけっことか引っ張りっことかも

できるようになるさ。

楽しみだなあ。

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それからね、

ボクの大好きなお婆ちゃんのこと頼んだよ。

ときどき会って遊んであげてね。

急ぐ時はイライラするかもしれないけど

手の指示と言葉の指示が

複雑に絡み合う様は

良く考えると想像力が鍛えられて面白いんだ。

じゃあね、行くよ。

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はい、出発準備完了しました。

新横浜くらいで起こしてください。

それじゃ、また。

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アイツが遊び始めた

ジャックラッセルテリア

トップスピードに

iPhone13が追いつけません。

逃げ回るチワプーは言わんや、です。

でも誓って言いますけど

仕掛けてきたのはアイツですよ。

社会化未満チワプーは犬の学校に行ったそうで

ごく些細なら触れ合えるようになりました。

背後から急に飛びついてきたかと思うと

被毛タッチと同時に全速力で走り去り

時をおいてまた突進してきます。

リズムはピンポンダッシュです。

面倒なので放置すると

ボクのことをソファ上からじっと見つめるので

遊びたいかと寄って行けば

逃げます。

まったくもう

学校で何を教わってきたのでしょう。

あ、噛まれました!

反撃です。

なんてヤツ。

ここは一度

優しいけれど厳しい声で

ガオって言ってやりましょう。

下克上はまだまだ先の話ですよう。

 

 

お婆ちゃんに会えた

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シセツという新居に引っ越したお婆ちゃんが

ボクに会いに帰ってくるというので

お迎えにきました。

もうすぐ出てきますよ。

家に着いてリードを外してもらったら

お婆ちゃんにまとわりついて

スリスリしてデレデレしてみます。

ほら、お婆ちゃんがオヤツを取り出しました。

良い流れじゃないですか。

ステイ、からOK、まで絶妙のタイミングです。

お婆ちゃんしばらく会わないうちに

腕を上げましたね。

久しぶりに動きの速い動物を相手に

お婆ちゃんも刺激を楽しんでいます。

あ、次のコマンドが出ました。

まずはフセで待て、だそうです。

手の動きから察するに

次はバキューンが繰り出される模様です。

で、待っているのですけれど

いつの間にかお婆ちゃんの意識は

首のイチゴ飾りに集中してしまいました。

えーと、ボクはどうすれば良いでしょう?

この宙ぶらりんな時間が

ボクには不思議で珍しくて愛おしくて

お婆ちゃんの側を

離れられなくなっちゃうんですよ。

さて、どうしましょう。

 

 

陣取り

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お姉さんの足元は癒しスポット。

良い匂いがして

カラカラと明るい声が響いて

気持ちも上がります。

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ただし魅力は競争を招きます。

誰かがこっそり狙っていたりします。

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アイツです。

ボクがちょっとトイレに立った隙に

間髪を入れず悪びれず

陣地を奪って悦ぶ厚顔の持ち主です。

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ちょっとキミ

そこはボクが見つけた場所なんだよ。

割り込みはやめてくれないかなあ。

でも平和主義のボクは

合戦による戦いを好みません。

世界は広いので

他に居心地の良い場所を探しましょう。

ほら見つけました。f:id:EBISUINU:20220923143301j:image