白い犬

日々を暮らす

終わりごろの桜の話

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先週の出来事です。

遠くから来客があるというので

小さな古い家を少しばかり明るく見せるため

花を飾ることになりました。

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週末マルシェで馴染みの花屋さんに相談すれば

玄関をピンクで埋めたいならと

勧められたのは上品なすもも。

我が家の玄関サイズを知っているお兄さんが

ちゃちゃっと長さを整えてくれます。

ぱあっと開いた枝ぶりといい

彩りに添えた緑といい

なんとも立派なお客さま準備でしょう?

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ところが来客前夜

ちょっとした連絡不行き届きで

すももが廃棄の憂き目にあいます。

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あわててゴミ箱から戻してみましたが

うーむ

みんなが可哀想かも。

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が、救うなんとかはあるもので

まさに来客当日

別の花屋さんの軒先に残りものの桜を発見。

季節の役割を終えようと

既に花を散らし始めていた大きな一本を

そうっと切り詰めてもらいました。

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いかがでしょう。

野生味あふれる姿も

ドアを開けるたび散ってしまう花弁も

終わりごろらしくて良いよね

と飼い主は繰り返し説明するのでした。

花屋から帰宅中に

その辺で盗んできたと思われないか心配して

早足だったのは秘密です。

お客さまは笑って褒めてくれました。

めでたし。