ご近所の飼い主さんが
オヤツをとり出しました。
さあ、ゲゼルシャフトの形成です。
前へ、前へ、前へ、が基本。
ボクより身体が大きい先輩犬が多かったため
思わず背伸びしてしまったのは
若気の至りで礼を欠いたかもしれません。
気を取り直し、技で競うべきかと
できるだけ正式な伏せを整えました。
伏せ自体ができない犬もいるそうで
観客から感嘆の声が飛びます。
でもオヤツが先にもらえる
といった優遇は特にありませんでした。
あ、ボクの順番です。
待てば公平にもらえるんですよ。
わかっていても
つい腰が浮いてしまいました。
隣のナイル先輩なんて
背筋スッと伸びてるし
耳のあたりに余裕すら漂っています。
競争に勝つってそういうことなんでしょうね。