誓って言いますがボクに責任はありません。
ボクはお茶を飲みませんし窓際は飼い主席。
だからソファにこぼしたのは飼い主です。
色だけ濃い安物ブラックティーをなみなみと。
雑巾とお湯と重曹を持って走りまわる飼い主は
つきまとって応援するボクを邪険にします。
邪魔にならぬよう冬日にうっとり待てば
そこも退けと追いたてられます。
シーツがばっさばっさ舞い始めました。
本能が追いかけ取り違えたのは飼い主の手。
え、結局、叱られるのボクですか。
でも声に躊躇いがありますね、ふふん。
自らの癇癪を恥じたらしく
ソファが乾くのに数時間はかかりますから
ドッグランでも行こうか、ですって。
なんだかボクには最高の朝なんですけど。