ここは恵比寿から遠く離れた街の動物病院。
水分とビタミンと鎮静剤の点滴を吸収中です。
昨夜は10分おきに嘔吐を繰り返しました。
かなりストレス強めの夜になりまして
横になれず歩き回っては倒れ
痛みで身体が震えるボクを見守れば
飼い主は夜明け前に心が折れたらしく
涙腺全開で完徹です。
幸いなことにレントゲンでもエコーでも
今のところ異物混入の形跡は見当たりません。
代わりに大量の胃酸と胃動停止が所見され
診断は「重めの胃潰瘍」と発表されました。
で、そこからが騒動。
遠くの街には夜中に開いている動物病院がなく
設備が整った病院に移るには数時間かかり
入院となると1週間かかることがある
ということで
目も開けられないほどぐったり弱ったボクは
5時間かけて恵比寿へ帰ることになります。
え、と思う暇もなく荷物をつくり
鎮静剤で痛みが薄らいだタイミングを見定め
さまざまな人たちの手を借りながら
新幹線に飛び乗りました。
そして品川駅で下車すれば
なんと恵比寿の犬友たちが迎えにきてくれていて
嬉しさと安堵で飼い主の涙腺が再び崩壊します。
キッチーママが荷物を運んでくれる間に
ちわわずママは動物病院へ同行するという
手際には脱帽でしょう。
この頃には自分で首を支える力もありません。
ボクが検査を繰り返し点滴を受ける間
徹夜明けで思考能力のない飼い主に代わり
ちわわずママが注意事項を聞いて帰ります。
ついに久しぶりの我が家に帰りました。
遠かったです。
なんとも懐かしい優しい匂いじゃありませんか。
胃潰瘍には安心と休息も良い薬なんですって。
直接、間接、待機チーム、にかかわらず
たくさんのたくさんの人たちに助けられ
翌朝ボクは無事に目を覚ましました。
まだふらふらするしゴハン食べられませんけど
皆さんの愛が栄養になっている気がします。
ありがとうございました。
With LOVE & 胃潰瘍。