白い犬

日々を暮らす

初邂逅

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近ごろ地上デビューしたばかりの月が

ボクに初めて鼻を向けてきました。

先日までアニキと一緒に飼い主に抱かれて

元気の塊だった子犬の尻尾が下がっているのは

小さな自分が若干心細いのでしょうか。

それにしては遠慮を知らないやつだなあ。

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ボクは子犬を無視します。

ボクのほうエライからです。

でもエライってなんでしょうね。

うふふ。

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ボクが振り向くと子犬は目を逸らします。

何も言ってないのに。

どこも噛んでないのに。

ついには背筋を伸ばして固まってしまいました。

ボクがエライからです。

うふふ。

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なんだか背中がむずがゆいと思ったら

令ちゃんです。

遠くから男子2人の初対面を見守っていました。

強烈な視線を飛ばしてます。

心配しなくても大丈夫だよ

意地悪なんかしてないよ

たぶん。

うふふ。