白い犬

日々を暮らす

日陰しかない

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まだ6時半なのに気温は30度に向け急上昇中。

人間たちには熱中症

ボクたちには肉球火傷の

警報が発令されました。


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少しでも他より地面の気温が低い日陰を

丹念に選んで進みます。

塀の陰を求めて道端へ身体を擦り寄せ

電信柱の陰をまっすぐたどり

電線の陰だって、、これは気持ちだけですが

肉球の損傷は積み重なるので

一歩たりとも油断なりません。


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どうしても陰のない区間

足裏が焼けないことを願いつつ駆け上がります。

あちち。


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ところで日陰を狙って壁や電信柱に近づくと

道草の誘惑が止まりません。

ボクの本能をくすぐる魅惑のニオイがいっぱいで

スルーできないじゃありませんか。

でもあっちで意識朦朧の飼い主が騒ぎますから

オオゴトになる前に諦めましょう。

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恵比寿ガーデンプレイスが見えてきました。

あそこまで行けば

大きな屋根の日陰とビル風が待っています。

もう少しです、へたるなボク。