白い犬

日々を暮らす

アイツとの関係が始まる

アイツの家に遊びに来てやりました。

子犬時代以来の社会化不足は健在のようで

遠方からの客だというのに

なんのお構いもありません。

飼い主の足の間に挟まって

ギャン泣きを続けるアイツをスルーしつつ

ボクは来客としての礼を失さぬよう

撃たれてバキューン芸を披露しておきました。

飼い主がお茶の支度に立つやいなや

ダンゴムシ犬へ変貌するアイツに

犬挨拶を仕掛けましたが動きません。

失礼なやつでしょう?

面倒なので

ボクはアイツが今一番お気に入りの

ガジガジするおもちゃを

目の前でかじってやりました。

するとギャン泣きをやめたから

散歩に誘ったのですけれど

行きたくないようなので中止。

難しいやつです。

じゃあボクのことを

怖がってばかりだったのかというと

実は注意深く観察していたらしく

ボクが帰ったとたん

まるで

隠していたライバル心が溢れたかのように

撃たれてバキューン芸を披露したそうです。

やれやれ難しいやつです。

また来てあげるよ。