冬はつとめて。
霜も炭もありませんけれど
バカラのシャンデリアがあります。
飼い主は老眼を憚らず
このシャンデリアが文字どおり最も輝くのは
晴れた日の朝9時から11時くらいだと
言い切って迷いません。
ビル影を抜けた数百のクリスタルたちが
朝の陽ざしを力強く屈折して
眩しい七色を放ちます。
ただそれだけですが
人工色に慣れてしまったボクたちにとって
自然光の赤や紫は
ちょっとため息つけるくらい見事です。
夜は今どき危険なほど混んだりする広場も
今朝またボクたちが独り占めでした。
写真では中途半端にしか伝えられませんが
コーヒーついでにいかがでしょう?