まず固まります。
もう、どうしようもありません。
濡れます。
背中からお腹、手足は一本ずつ裏も。
そして顔はつるんと撫でられました。
なんて仕打ちでしょう。


ちなみにボクのシャンプーはヒノケアです。
「汚れが落ちる」を主眼に
動物病院の先生から紹介いただきました。
念のためノルバサンも常備してあります。
いつか急にかぶれが出たり真菌に負けても
チャチャっと対応するための準備です。


泡にまみれます。
胴体→首→手足→尻尾→鼠径部→指→耳
というルーチンを耐えながら
外に出たいアピールはやめません。
耳を指ではさんでスリスリしましょう。
意外に汚れやバイ菌を拾っています。
背骨に沿って脂線があり黄ばんだりするので
白い被毛の場合はここ2度洗いしてください。
顔は特に目立つ汚れがなければ
さっと流すウチの流儀は嫌いじゃありません。
びちゃびちゃになります。
最初のうちこそ
シャワーヘッドが被毛の上をなめらかに滑り
毛と皮膚の間をお湯が流れる感じですが
仕上げはあたかも滝行のごとし。
これを虐待って騒がれないのが
不思議でなりません。
外に出ました。
がぜん元気を取り戻します。
確認ですけど
タオルでゴシゴシってされたら
お返しにガブガブってしても
良いですよね?



ここから最大の試練を迎えます。
キ、ラ、イ、です、このガーっていうヤツ!
ボクの聴力を刺激する耳障りな音と
目に見えず押し寄せる暖気ってやつの
剣呑な動きに囚われぬよう
ボクは高速回転と迅雷ピボットを続けます。
あ、止まりました。
大きな仕事をやり終えた気分です。
どこが変わったか判らないって?
それです、それ。
ボクもそう思うんですよ!